他生の縁
たしょうのえん
表現名詞
標準
karma from a previous existence
文例 · 用例
(お穿きなさいまし、草鞋はここにお置きなすって、) 私は手をあげて、一礼して、(恐入ります、これはどうも、)(お泊め申すとなりましたら、あの、他生の縁とやらでござんす、あなたご遠慮を遊ばしますなよ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
可愛や可愛や、袖振合うも他生の縁とやら、お念仏申しましょ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
ときに女房さん、袖摺り合うのも他生の縁ッさ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
袖ふり合うも他生の縁とかいうから、そんなにあたしを嫌わなくっても好いでしょう。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
他生の縁あってここに集い、折も折、写真にうつされ、背負って生れた宿命にあやつられながら、しかも、おのれの運命開拓の手段を、あれこれと考えて歩いている。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
そも/\我と汝とは往時如何なる契りありけむ、かく相互に睦ぶこと是も他生の縁なるべし。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
(お穿きなさいまし、草鞋は此処にお置きなすつて、) 私は手をあげて一|礼して、(恐入ります、これは何うも、)(お泊め申すとなりましたら、あの、他生の縁とやらでござんす、あなた御遠慮を遊ばしますなよ。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
袖振り合うも他生の縁とやら。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
作例 · 標準
こうして旅先で意気投合したのは、まさに他生の縁があったからだろう。
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「道端で偶然肩が触れ合っただけでも他生の縁だというし、大切にしよう」
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厳しい修行を共にした仲間とは、他生の縁を感じさせる不思議な絆で結ばれている。
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