片付き
かたづき
名詞
標準
文例 · 用例
そのうちに、一方の事件も片付きましたので、いよいよこっちへ手を着けることになりました。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
あの※々として芸術|三昧に飛揚して没せた親友の、音楽が済み去ったあとで余情だけは残るもののその木地は実は空間であると同じような妙味のある片付き方で終った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
と見れば次の室は片付きて、畳に塵なく、床花瓶に菊一輪、いつさしすてしか凋れたり。
— 泉鏡花 『誓之巻』 青空文庫
「まだ片付きませんよ」と与次郎が早速云ふ。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
「妹は近所へ一旦片付きましたが……」「じゃあ、それがおそよさんといって、白山前町の岡崎屋へ片付いたのですね。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
御用も大抵お片付きになったようでござりますから、雪のやむのを待たずに一日も早く御発足なさるようにお勧め申します。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
相手が二人ですから、一度に召し捕るのはむずかしいと思っていましたら、都合好く順々に出て来たので、案外にばたばたと片付きました。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
おかげさまで、どうにかとどこおりなく片付きました」と、幸之助はふたたび挨拶をした。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫