和学者
わがくしゃ
名詞
標準
scholar of (ancient) Japanese literature and culture
文例 · 用例
従来国文学者または和学者などといふものは主に『源氏物語』『枕草子』などの研究にのみ力を用ゐ、近世の事即ち徳川氏以下の事に至つてはこれを単に卑俗として排斥し顧みないために、近世三百年間の文学は全く知らないものが十の八、九に居るのである。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
これらの文学もおのずから人の心を悦ばしめずいぶん調法なるものなれども、古来、世間の儒者・和学者などの申すよう、さまであがめ貴むべきものにあらず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
こういったなら、和学者のお叱りを受けて、こういう訓がある、ああいう訓があるという反証が出るかも知れぬが、それにしても、これほどな大和民族の特長が、普通一般に漢音で流通していることは情ない。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
これ等阿世の和学者風にも染まず、また佐幕思想の横行する藩内にあつて、左内の先例にもひるまず、曙覧は己れの信念を力限り表白した。
— 折口信夫 『橘曙覧』 青空文庫
其だけでも、世に碌々として居た和学者輩に比べれば、彼の学者として、又文学者としての優れた位置を占むることを示してゐるのだと思ふ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
清水泊※は和学者村田春海の門人清水浜臣で、此二人はいずれも大田南畝と時を同じくした人であるが、わたくしはまだ此二家の不忍池畔にいた時の年代を調査する遑がない。
— 永井荷風 『上野』 青空文庫
四方の侮りが競うように起こって来て、儒者は経典の立場から、武士剣客は士道の立場から、その他医者、神職、和学者、僧侶なぞの思い思いに勝手な説を立てるものがあっても、幕府ではそれを制することもできないようになって来た。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
……なんでも、上総で名のある和学者の裔だそうで……」「……和学と馬の尻尾。
— 都鳥 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
あの大学教授は、有名な和学者で、万葉集研究の第一人者だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
古書店で、ある無名の和学者が残した貴重な研究ノートが見つかった。
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彼は和学者になることを夢見て、日々古典文学の勉強に励んでいる。
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