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造化の妙

ぞうかのみょう
名詞
1
標準
the mystery of creation
文例 · 用例
これらの平凡すぎるほど平凡な事実の中に、実に驚嘆すべき造化の妙機のあることに今まで少しも心づかないでいたのが、今度の子供の災難に会って始めて少しばかりわかりかけて来たような気がする。
寺田寅彦 鎖骨 青空文庫
あれもやはり造化の妙機であって、ちょうど「鎖骨|挫折」のような役目をするためにどこかがどうかなるのかもしれない。
寺田寅彦 鎖骨 青空文庫
このように物を食うための器械としての歯や舌が同時に言語の器械として二重の役目をつとめているのは造化の妙用と言うか天然の経済というか考えてみると不思議なことである。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
ここにも造化の妙機がある。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
そうだとすると、がたがたの穴のあいた入れ歯で事を足しておくのも、かえって造化の妙用に逆らわないゆえんであるかもしれないのである。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
人性に具備せる恋愛の如き、同情の如き、慈憐の如き、別して涙の如きもの、深く其至粋を窮めたるものをして造化の妙微に驚歎せしめざるはなし。
北村透谷 各人心宮内の秘宮 青空文庫
恋愛も亦た斯くの如く造化の妙契と威厳に遠ざかるところには、如何に豪逸奢美を粧ふとも、其美、其妙は枯痩して、浜の砂地に生えたる小草に、あはれ気に咲く花の如けんかし。
北村透谷 「伽羅枕」及び「新葉末集」 青空文庫
ずっと前に研究を致しました……「鼻の表現能力は、その無表現のところに在る…… 無から有を生ずるところに在る…… 不変不動のまま千変万化するところにある…… 造化の妙理、自然の大作用はここにも窺う事が出来る……」 という事実が如何に驚異に値するか……ただ言語道断。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
作例 · 標準
桜が満開に咲き誇る様子は、まさに造化の妙としか言いようがない。
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生命の神秘は、造化の妙を感じさせる現象だ。
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広大な宇宙の壮大さは、造化の妙を深く考えさせる。
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