謡詩
うたいし
名詞
標準
文例 · 用例
先生は唄ったあと、「これは芬蘭の農民たちが唄う郷土詩典カレワラの民謡詩の一つですよ」と言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
我々にしたところで、詩人とか、歌人とか、やれ民謡作家だとか、童謡詩人だとか、一面からばかり見て、手っ取り早く何かに片づけられてしまうが、これは少々|擽ったいものだな。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
私の後来の新俗謡詩は凡てこの一篇に萠芽して、広く且つ複雑に進展して行つたのである。
— 東京景物詩改題に就て 『雪と花火余言』 青空文庫
却説、次の青山原宿時代(自四十三年九月到四十四年一月)は二三の俗謡詩の外、主として『思ひ出』の創作に耽つたものである。
— 東京景物詩改題に就て 『雪と花火余言』 青空文庫
とても夢中で」 とその従兄の民謡詩人がツルリと禿上ったその前額を指で弾く。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
雑誌『民謡詩人』に作品を発表するようになる。
— 短歌集 『小熊秀雄全集-1』 青空文庫
彼の諧謔詩、四句詩、題韻詩、折句詩、諷詩、歌謡詩、などは幾度も人々の口にのぼった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
私のようにばかづらをして年中馬鹿小説を書いている男と、詩学また至らざるなき彼の童謡詩の育生とを比較して見て、私はためらいを感じながら終生ばか小説の執念から脱けられないのも、遂にやむをえざるものとしていた。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫