則天去私
そくてんきょし
名詞
標準
selfless devotion to justice
文例 · 用例
夏目漱石さんの「則天去私」は、漱石さんのつもりでは天に則して私を去るのであります。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
先生は則天去私の眞理によつて多くの者の迷ひを覺してやりたいと云つてゐられたさうだ。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第三』 青空文庫
則天去私の立脚地に立つ新しい文學論を大學で講じてもいゝと云つてゐられたさうだ。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第三』 青空文庫
さうしてその日は「芥川と久米と大學生が一人と、さうして私との四人」だけだつたとあり、「次の木曜には……座敷へ入り切れない位人が集まつて」「『則天去私』の文學觀なんぞも出た」が、この間の晩ほど「しんみりしたものではなかつた」とある。
— 小宮豐隆 『知られざる漱石』 青空文庫
又もしそれが十一月十六日のことだつたとすると、「『則天去私』の文學觀なんぞも出た」が、この間の晩ほど「しんみりしたものではなかつた」とあるのが少しをかしい。
— 小宮豐隆 『知られざる漱石』 青空文庫
作家としての確信や自信というものが、「私」の枠からぬけ出るということ、漱石は則天去私と云ったが、そのもっと客観的なそして合理的な飛躍は何と爽快でしょう。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
則天去私の精神で、彼は常に弱者のために尽力した。
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その政治家は、則天去私の態度で国民の信頼を得た。
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則天去私という言葉は、彼の生き方をよく表している。
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