あるようで無い
あるようでない
表現形容詞
標準
not existing despite seeming like it should
文例 · 用例
そンなお金持ちも知らないし、あるようでないのが金じゃないの。
— 林芙美子 『晩菊』 青空文庫
私は一体客観性のあるようでない女なのだから。
— 一九二六年(大正十五年・昭和元年) 『日記』 青空文庫
「ムダな言葉」ですぐ思いつくのは、「えー」とか、「うむー」とかいう、意味のあるようでない一種の呻り声です。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
しかし、これは両方とも、根拠があるようでない議論でありました。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「そう仰有いますけど、縁というものはあるようでないもんですわ。
— 永井荷風 『ひかげの花』 青空文庫
苦み走ったよい男、色浅黒く口締まり、鼻筋通って眼が涼しく、時々皮肉もおっしゃるが、みんなそれが可愛らしく、色気があるようでないようで、ほんとにほんとによいお方、年の頃は二十四五、剣を取っては円明流、無双の手利きでございます。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
結論はあるようで無い曖昧なままだった。
彼の意思はあるようで無いように見える。
証拠はあるようで無い状況で判決を下すのは難しい。
計画はあるようで無いままプロジェクトが進むのは危険だ。