うんともすんとも
うんともすんとも異読 ウンともスンとも
表現副詞
標準
without (uttering) a single word
文例 · 用例
「己アたつた今ゼツテルベルグさんのところを訪ねて來たんだが‥‥」 と、カアルソンは息を切らしながら、「と、ところが、臺所にやアちやんと電氣がついてるのに、うんともすんとも返答がないんだよ。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
黙って放って置くと、それきりお前はうんともすんとも言って来なかった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
うんともすんともいう間はないのである。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
わたくしどもの方が先に教会へ着きまして、やがて四輪が着くと、わたくしどもはあの方が降りてくるのを待ったのですが、うんともすんとも。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
彼はうんともすんともいわなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
俳句が好きなんだそうで、夜、寝る前に松右衛門殿にさまざまの近作を披露して、その感想を求めたけれども、越後は、うんともすんとも答えぬので、清七殿ひどくしょげかえって、さっさと寝てしまったが、あの時は可哀想だった。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
いわんや、起っている人間が、うんともすんとも言わずに即死するわけは絶対にありません。
— 平林初之輔 『予審調書』 青空文庫
一方では下田の細君が、どんどん木戸を叩いて呼んでいるのに、林の家ではうんともすんとも返事がなかった。
— 平林初之輔 『誰が何故彼を殺したか』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「without (uttering) a single word」である。
「without (uttering) a single word」という意味で使われることが多い。
without (uttering) a single word」という概念は重要だ。
その出来事は「without (uttering) a single word」の良い例だ。