紙腔琴
しこうきん
名詞
標準
Japanese variety of music box (invented in 1892 by Toda Kindo)
文例 · 用例
そういう田舎の名づけ親のおじさんの所へ遊びに行ったにんじんが、そこの幼いマチルドと婚礼ごっこをして牧場を練り歩く場面で、あひるや豚や牛などがフラッシで断続交互して現われ、おじさんの紙腔琴に合わせて伴奏をするところも呼吸がよく合って愉快である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
伴奏に紙腔琴をまわしているばあさんの横顔が象徴的である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
それに次いでお目見得をしたのは*3紙腔琴であった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
紙腔琴はなかなか好い音で鳴りだしたが、内部で何か故障を起こしたらしく、マズルカが中途で、という歌に変り、そのが不意にまた或る古くから知られているワルツに転じたものである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
ノズドゥリョフは、もうとっくに廻すのをやめていたが、紙腔琴の内部に甚だ勇ましい笛管が一本あって、それがいっかな鳴り止もうとしないで、いつまでも一つだけで鳴りつづけていた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
じゃあね、犬はどうしても要らないというのなら、僕の紙腔琴を買わないかい。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
ありゃあ素敵な紙腔琴だぜ!
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
」「また僕に紙腔琴が何になるんです?
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の遺品の中に、珍しい紙腔琴が大切に保管されていた。
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紙腔琴の素朴で懐かしい音色に心が癒やされる。
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博物館で実際に紙腔琴を演奏する実演会が開かれた。
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ウィキペディア
紙腔琴(しこうきん)は、手回しオルガンの一種。1884年(明治17年)、戸田欽堂が発明し、栗本鋤雲が命名した。西川オルガン製作所で製作し、東京銀座の十字屋楽器店で売り出した。
出典: 紙腔琴 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0