おでん屋
おでんや
名詞
標準
oden vendor
文例 · 用例
当時いちばん若かったKちゃんが後年ひとかどの俳人になって、それが現に銀座|裏河岸に異彩ある俳諧おでん屋を開いているのである。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
蒟蒻、蒲鉾、八ツ頭、おでん屋の鍋の中、混雑と込合って、食物店は、お馴染のぶっ切飴、今川焼、江戸前取り立ての魚焼、と名告を上げると、目の下八寸の鯛焼と銘を打つ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
その姿が、毛氈の赤い色、毛布の青い色、風呂敷の黄色いの、寂しい媼さんの鼠色まで、フト判然と凄い星の下に、漆のような夜の中に、淡い彩して顕れると、商人連はワヤワヤと動き出して、牛鍋の唐紅も、飜然と揺ぎ、おでん屋の屋台もかッと気競が出て、白気濃やかに狼煙を揚げる。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
今まで嚔を堪えたように、むずむずと身震いを一つすると、固くなっていた卓子の前から、早くもがらりと体を砕いて、飛上るように衝と腰を軽く、突然ひょいと隣のおでん屋へ入って、煮込を一串引攫う。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
御手洗を前にして、やがて、並んで立った形は、法界屋が二人で屋台のおでん屋の暖簾に立ったようである。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
地口行燈があちこちに昼の影を浮かせて、飴屋、おでん屋の出たのが、再び、気のせいか、談話中の市場を髣髴した。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
毎日午後三時頃になると、一人のおでん屋が売りに来た。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
ところが、このおでん屋は私の父に逢うと相互に挨拶する。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「oden vendor」である。
「oden vendor」という意味で使われることが多い。
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