踏み跡
ふみあと
名詞
標準
footprints
文例 · 用例
午前七時二十分に出発し、木賊沢の出合で冷たい徒渉を行い、尾根へ上らずに沢に沿うた道を可なり進むと踏み跡もいつか覚束なくなり、茅の葉に置く霜で足が痛くなる。
— 木暮理太郎 『初旅の大菩薩連嶺』 青空文庫
測量の櫓が西の方の低い一角に立っていたので、それにおびき寄せられて、上村と木沢村との境をなす尾根の踏み跡を北又へ下ろうとした人夫は、私に呼び戻されて近道をしようとした為に深い偃松に手痛く悩まされた。
— 木暮理太郎 『大井川奥山の話』 青空文庫
それで各自に心当りの方面に踏み跡を探し廻った。
— 木暮理太郎 『鹿の印象』 青空文庫
茫々とひろがる沃野には人の踏み跡もなく、到るところはただ青草のしげるのをみるのみである。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
「シキ」へ通う細路から分れて、頂上まで踏み跡がある。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
この頃、魚津の人とかが入湯に来たといううわさだし、鉱山の人たちも行くことがあるかして、一と筋の踏み跡がついている。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
日課が終ると、提燈を手に、踏み跡もない雪の夜道を、ひとりこつこつ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
作例 · 標準
雪の上に残された真新しい踏み跡をたどって、山小屋にたどり着いた。
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犯人は、現場に泥だらけの踏み跡を残していた。
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草原には、獣たちが作ったと思われる細い踏み跡が続いていた。
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