理事官
りじかん
名詞
標準
文例 · 用例
弱った弱った、どう返事をしようかしらん」 とこんな風に呟いたのち、人が変ったような優しい口調で秘書官に、「おい、谷口君、安南の理事官長から大臣にあててこんな至急報が来た。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
ここまではよかったが、続いて入って来た給仕が恭々しく一通の電報を差出すので、多分遅刻を詫びた皇帝からの電報だと思い、急いで封を押切って読み下すと、意外にもそれは安南帝国の理事官長から宗皇帝に宛てた至急の暗号電報であった。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
貴様、読め」 部長はかしこまり、「……「大日本帝国、東京麹町区内山下町帝国ホテル内安南帝国皇帝宗竜王宛 安南帝国理事官長。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
お前から理事官長に暗号電報を打って置け」 といって妙な作り笑いをし、「秀陳、今度はいろいろ世話になったな。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
彼は大統領より附與せられたる廣濶なる全權によりて東京と交趾とを直轄し、安南及び東埔塞の統監を廢し、商高理事官をして印度支那總督の監督の下に保護事務を行はしむることゝなせり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
彼は大統領より附与せられたる広濶なる全権によりて東京と交趾とを直轄し、安南及び東埔塞の統監を廃し、商高理事官をして印度支那総督の監督の下に保護事務を行はしむることゝなせり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
ウィキペディア
理事官(りじかん)は、公務員の官職の一つである。特定の事務を掌る比較的上級の官である。一般的な官庁では課長と課長補佐の中間的なポスト。
出典: 理事官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0