膿瘡
のうそう
名詞
標準
ecthyma
文例 · 用例
わが藤原の家に起り来りつつある多年の矛盾、撞着、滑稽、紛糾、圧迫、争闘、それが膿瘡となり、癌腫となって、今日まで呪われて来た報いが、あんな坊主にわかってたまるものか。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
後者は致死的な病気でしばしばヒトにも伝染した(炭疽病、悪性膿瘡、羊毛区分け掛病など)。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
太郎はものうそうに眼をかるくとじてから教えた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
病気でひどくよわっていると見えて、やせ犬のくれた肉のきれをものうそうに二、三どなめまわしましたが、それを食べる力もないように、そのままぐんなりと顔を下げてしまいました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
出て来ても、これまでのように、店の番もせず、何かなくしたものをさがすように、そこいらをまわって歩いたり、からになったような目つきをして、ものうそうに一つところを見つめていたりします。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
もういないかと思うと、穴の中からものうそうに頭を上げたりするのだった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
黒い目をさもものうそうに三四郎の額の上にすえた。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
白帆がものうそうに深い碧の上を滑って行く。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
「この傷は、膿瘡のようですね。抗生物質の軟膏を処方しましょう。」と、皮膚科医は診断した。
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膿瘡は、皮膚にできる化膿性の病変で、不衛生な環境で発生しやすい。
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「水ぶくれのようになった傷口が、膿瘡に進行してしまった。」
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