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木戸番

きどばん
名詞
1
標準
doorman
文例 · 用例
亮二も同じような銀貨を木戸番にわたして外へ出ましたら、従兄の達二に会いました。
宮沢賢治 祭の晩 青空文庫
この看板の前にのみ、洋服が一人、羽織袴が一人、真中に、白襟、空色|紋着の、廂髪で痩せこけた女が一人|交って、都合三人の木戸番が、自若として控えて、一言も言わず。
泉鏡花 革鞄の怪 青空文庫
けれども、その男を、年配、風采、あの三人の中の木戸番の一人だの、興行ぬしだの、手品師だの、祈祷者、山伏だの、……何を間違えた処で、慌てて魔法つかいだの、占術家だの、また強盗、あるいは殺人犯で、革鞄の中へ輪切にした女を油紙に包んで詰込んでいようの、従って、探偵などと思ったのでは決してない。
泉鏡花 革鞄の怪 青空文庫
テントは烈風にはためき、木戸番は声をからして客を呼んでいる。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
「伯耆国は淀江村の百姓、太郎左衛門が、五十八年間手塩にかけて、――」木戸番は叫ぶ。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
「身のたけ一丈、頭の幅は三尺、――」木戸番は叫びつづける。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
下の木戸番が、そこに立つ位なら内に入つた方が寒くないぜといふやうな皮肉を云つたのだと見える。
木下杢太郎 市街を散歩する人の心持 青空文庫
木戸番の燈大通より吹きつくる風に揺れて、肌寒う覚ゆる折しも、三台ばかり俥をならべて、東より颯と乗着けしが、一斉に轅をおろしつ、と見る時、女一人おり立ちたり。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
作例 · 標準
「長屋の入り口に座っている木戸番のおじいさんは、街のあらゆる噂話に詳しい」
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「夜も更けてくると、木戸番が門を閉めて不審者が入らないように見張りを立てる」
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「時代劇のセットのようなこの場所には、今にも木戸番が出てきそうな雰囲気がある」
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