一人静
ひとりしずか異読 ヒトリシズカ
名詞
標準
Chloranthus japonicus
文例 · 用例
軍需成金共が跋扈してゐて、一人静かに書を読まうとか、傷ついた心身を休めようとか、さういふやうなものは問題ではないのだ。
— 島木健作 『赤蛙』 青空文庫
そこで、彼等は一人一人静かに舷梯を陸りて行ったが、最後の一人が汽艇に納まったのを合図に、憲兵達はソレッとばかり一斉に跳びかかって、彼等に手|梏をはめてしまった。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海』 青空文庫
自転車に乗って来た子供の太股の白さに日光が射していて、微風に蔓草の揺れる間を、切れるようなズボンの折目の正しい紳士が一人静かに歩いて来た。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
柱に倚つて一人静観しうる春の夕となつた。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
水の清い、石川河の磧に近く庵室をしつらえさせて、昔物語の姫君のように、下げ髪に几帳を立て、そこに冥想し、読書するという富家の女は、石の上露子とも石河の夕千鳥とも名乗って、一人静かに箏を掻きならす上手の名があった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
そこへ紅毛人の婆さんが一人静かに戸をあけて女に近より、一封の手紙を出しながら、「読んで見ろ」と云う手真似をする。
— ――或シナリオ―― 『誘惑』 青空文庫
――こういう時には、一人静かに酒を飲むがよい。
— 豊島与志雄 『聖女人像』 青空文庫
一番ビリにおった選手だけが難をまぬがれ、そこからゴールまではたった百米だし、目の前に全部倒れてしまったのをチャンと見届けていらッしゃるから、あせらず、あわてず、一人静々とゴールインあそばす。
— その五 衆生開眼 『安吾人生案内』 青空文庫
作例 · 標準
「え、僕一人で全部やれってこと?」
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一人で全部抱え込むのは、もう限界だよ。
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この課題、一人で解決するのは至難の業だ。
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