梶木
かじき異読 カジキ
名詞
標準
marlin
文例 · 用例
そのつもりにして居れと云て、先生の朋友、梶木町の内藤数馬と云う医者に執匙を託し、内藤の家から薬を貰て、先生は只毎日来て容体を診て病中の摂生法を指図するだけであった。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
病室までの道は予想に反して長くどこをどう通っているのかじきに分らなくなってしまった。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
この「なかじきり」もまた顧家懸牌の類である。
— 森鴎外 『なかじきり』 青空文庫
「時間なんかじきにたっちまうものだよ。
— 豊島与志雄 『野ざらし』 青空文庫
しかし、さしみといえばどこの料理屋へ行っても、魚屋が持ってくるものはめじまぐろ、しびまぐろ、かじきまぐろ、かつお、たい、ひらめ、ふぐなどばかりで、これらには、舌があいてしまっておいしく感じない。
— 佐藤垢石 『さしみ』 青空文庫
しびまぐろのほかに、かじきまぐろだとか、きはだまぐろとかがある。
— 北大路魯山人 『鮪の茶漬け』 青空文庫
しかし、きはだとか、かじきは脂肪が少ないから、脂っ濃いものを好む人たちには、ちょっと軽い感じである。
— 北大路魯山人 『鮪の茶漬け』 青空文庫
まだこのほかに東京人の賞美するまぐろの類に、かじきがあり、きはだがある。
— 北大路魯山人 『鮪を食う話』 青空文庫
作例 · 標準
漁港の市場には、今日の早朝に水揚げされたばかりの巨大な梶木が並んでいた。
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「あの人、去年の夏に一人で大物の梶木を釣り上げたらしいよ」
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新鮮な梶木の刺身は、適度な脂と上品な旨味がたまらない。
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