非常ベル
ひじょうベル
名詞
標準
alarm bell
文例 · 用例
僅に地主の次男が出した文具店が一軒あり、その店からは主家に非常ベルがついていた。
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
突然、「さア行こう」と同じ声がした、と思うと非常ベルが鳴り、列車は俄かに速度を緩め、停車しようとした。
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
――非常ベルを鳴らしたりするもんだから、すっかり脅かされてしまいました」と苦笑した。
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
一体、誰が非常ベルを押したんでしょう?
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
非常ベルで驚いているところだから、先生が怪しい話声を聞いたと仰有って下されば騒ぎは一層大きくなりましょう?
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
ここに非常ベルがある。
— 江戸川乱歩 『偉大なる夢』 青空文庫
板戸と非常ベルの二つの関所は、なんの効果もなかったのです。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
畳の非常ベルのしかけも、柱のかくしボタンをおして、電流を切ってしまえば、いくら部屋の中を歩いても、少しも物音はしないのです。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫