足し湯
たしゆ
名詞動詞-サ変
標準
adding more water (to a bath tub)
文例 · 用例
わたしゆえに会社をお引きになってから、どれほど暮らし向きに苦しんでいらっしゃるか……そのくらいはばかでもわたしにはちゃんと響いています。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「おかみさん、わたしゆうべ大へんな夢を見ました。
— 小酒井不木 『怪談綺談』 青空文庫
身のいたしゆたのたゆたに縞葦の浸れる川へ我も入らまし 同じ姿勢で寝つづけてゐる病人が、体が痛いのでどうかしたいと思つた時、ふと豊かな水の中で静かに縞葦のゆれる光景が目に浮んだ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
わたしゆえに他人がふしあわせになりました。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
そんならわたしゆえに未練が出るから殺しに来たとおっしゃったは、ありゃお前本気ではござりませぬかえ」「いいや、本気じゃ、本気には相違ないが、殺せと言われて、現在かわいい女房、それも肚に子さえ宿ったというものを、そうやみやみと手に懸けられるものでない。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
「このごろは、まるで気狂いの沙汰じゃ、なんでもひどくわしを恨んで、ここの家へ火をつけるとか言うているそうじゃ」「まあ、火をつける――どうも伯父様、わたしゆえに重ね重ね御心配をかけまして、なんとも申し上げようがござりませぬ」「ナニ、心配することはない、たかの知れた馬鹿息子の言い草じゃ。
— 三輪の神杉の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
お風呂のお湯がぬるくなってきたので、足し湯をして温度を上げた。
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温泉施設では、源泉をそのまま利用する「源泉かけ流し」と「足し湯」を使い分けている。
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家族が次々と入るため、最後の一人が入る頃には足し湯が必要になる。
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