担ぎ屋
かつぎや
名詞
標準
superstitious person
文例 · 用例
二階借りするにも前払いでは困ると、いろいろ探しているうちに、おきんの所へ出はいりして顔見知りの呉服屋の担ぎ屋が「家の二階空いてまんね、蝶子さんのことでっさかい部屋代はいつでもよろしおま」と言うたのをこれ倖いに、飛田大門前通りの路地裏にあるそこの二階を借りることになった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
おまけに階下が呉服の担ぎ屋とあってみれば、たとえ銘仙の一枚でも買ってやらねば義理が悪いのだが、我慢してひたすら貯金に努めた。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
担ぎ屋も同感で、いつか蝶子、柳吉と三人連れ立って千日前へ浪花節を聴きに行ったとき、立て込んだ寄席の中で、誰かに悪戯をされたとて、キャッーと大声を出して騒ぎまわった蝶子を見て、えらい女やと思い、体裁の悪そうな顔で目をしょぼしょぼさせている柳吉にほとほと同情した、と帰って女房に言った。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
その秋、私は土地会社の周旋で中野駅附近の汚ないアパートの一室を貸りたのだが、私から権利金を受取つた先住者は押入に荷物を残したまま身柄だけ一時立退いたかと思ふと、時折その部屋に現れてはそこを足場に担ぎ屋の商ひをつづけてゐた。
— 原民喜 『二つの死』 青空文庫
家運衰退の因にも、蒲鉾|不持てのわけにも、本人としては何か心当りでもあるかして、生来の担ぎ屋が、女房の失踪後は、万事につけてまたいっそうの縁起ずくめ。
— 巷説蒲鉾供養 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
戦後順吉はある五十女の担ぎ屋の手伝いをしていたが、その慾の皮の突張った女から飼い殺しにされているような感じで、毎日寿命の縮む思いをした。
— 小山清 『夕張の宿』 青空文庫
常々この蒸溜人は大のかつぎやであつたから、この折もすつかり腰掛に尻を落ちつけてゐる人間を戸外へ追ひだすのは、何か禍ひを招く因になると考へたからであつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
よく皆の演る「かつぎや」という落語では中へでてくる権助が、人遣いの荒い主人を怒って、人間だからええが草鞋なら摺り切れてしまうだと文句をいうところがあるが、この師匠のところも少うしそれと似ていはしないか。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
あの人はかなりの担ぎ屋で、毎朝決まったおみくじを引かないと気が済まない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
大事な試合の前には必ずお守りを身につける、と彼は言う、まさに担ぎ屋だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新しい家を買うのに、方角や日取りを気にするなんて、と夫は担ぎ屋の妻に呆れている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
practical joker
作例 · 標準
会社の飲み会では、いつも彼が担ぎ屋になって場を盛り上げてくれる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
誕生日のサプライズで、友人が担ぎ屋として一芝居打ってくれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は昔から担ぎ屋で、人の反応を見るのが好きなんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
peddler
作例 · 標準
昔は町に魚の担ぎ屋がよく来ていたものだが、最近はとんと見かけない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
畑で採れたての野菜を担ぎ屋が軽トラックで売りに来る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
観光地の土産物店には、地元の名産品を扱う担ぎ屋が集まっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash