詰め口
つめぐち
名詞
標準
文例 · 用例
「較べて考えるとすれば、私はあなたの好みとむす子の好みと女性の上では実によく似てると思っていたのよ」 すると規矩男はぽかんとした気を抜いた顔をして、鼻を詰め口を開けて息をした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
こうして出来た詰物を臓腑を出したあとの鵞鳥の腹の中に詰め口を糸で括り金串にさして汁で湿しながら焼く。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
そして、それまでは並んで歩いてゐた彼は、柳の下についと私を離れ、眉を寄せて外方を見詰め口笛を吹き出した。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫