檀弓
まゆみ
名詞
標準
文例 · 用例
檀弓に見えて居る通り、子上の母死して喪せずの条によれば、孔子の御孫の子思子が妻を去られたことは分明である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
なお曽子の学問をして道に進んだ様子や、その風格を窺い知ろうとするならば、『論語』各篇の曽子に関する条文、『孟子』のその条文、『礼記』の中の曽子問・檀弓等の篇、『大載礼記』中の篇第四十九から第五十八迄の十章を読めば、古の人の事は知り難いとは云え、凡そは推知することが出来る。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
特に『曽子』は漢の時は十八篇あったというが、今は八篇を失っており、朱子は「その言語・内容は、論語・孟子・礼記檀弓篇等の載せるところと相違が甚しい」と云っているが、別に又、「記すところ甚だ通じないと云えども、日常行動の実際について詳しい」とも評している。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
黄金作りの太刀打佩き白檀弓豐かに單騎の射撃を試みる。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
彼女自身、壁代に寄せかけて置いた白木の檀弓をとり上げて居た。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
ちはやびと 宇治の渡りに、渡り瀬に立てる梓弓檀弓。
— 折口信夫 『日本文章の発想法の起り』 青空文庫
梓弓檀弓(応神記)弓の材料なる梓と檀とを譬喩に使うたのである。
— 折口信夫 『日本文章の発想法の起り』 青空文庫
孔門の子路が衞國の内亂の際に、その反對黨の爲に殺されて肉を醢にせられ(『禮記註疏』卷六、檀弓上)、又齊の※王の軍が燕に侵入した時、燕の奸臣子之を醢にしたといふ(『史記集解』燕世家の註に引く所の『汲冢周書』)。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫