少年文学
しょうねんぶんがく
名詞
標準
children's literature
文例 · 用例
たしか「少年文学」と称する叢書があって「黄金丸」「今弁慶」「宝の山」「宝の庫」などというのが魅惑的な装幀に飾られて続々出版された。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
「宝島」は洵に少年文学であると同時に成人をも十分に愉しませ得る小説であり、大衆文学であると同時に文学に対して最も優れた理解力と鑑賞力とを有する人々にも愛読され得る作品である。
— 序 『宝島』 青空文庫
* それはさうと僕は今、こんな恥を書くつもりではなかつたのだが、それから間もなく僕は、巌谷氏(小波氏の令弟冬生氏)と、その、たま子夫人に文才を認められて、冬生氏の紹介で時事新報社の少年文学部へ入社した。
— 牧野信一 『「三田文学」と巌谷夫人』 青空文庫
『少年文学』の中に『二宮尊徳翁』というのが出ておりますが、アレはつまらない本です。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
まるでこれは、れいの綴方教室、少年文学では無かろうか。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
それから数年を経、博文館に入ってから『新桃太郎』や『猿蟹後日合戦』を書き、『少年文学』の第一巻として『黄金丸』を発表した頃、「漣もお伽噺ばかり書いてるようでは最うお終いです、その内には必ず本統の小説を書きます」と、或時私に語った事があった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
少年文学私見豊島与志雄 現今の少年は、非常に明るい眼をもっている、空想は空想として働かしながらも、事実のあるがままの姿を、大袈裟に云えば現実を、じっと眺めそして見て取るだけの視力をもっている。
— 豊島与志雄 『少年文学私見』 青空文庫
この二つの条件を考えると、少年文学が如何なるものであるべきか大体の見当はつく。
— 豊島与志雄 『少年文学私見』 青空文庫
作例 · 標準
日本の少年文学の歴史を辿ると、小川未明や坪田譲治の名が挙がる。
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この物語は少年文学の枠を超え、大人の心にも深く響く名作だ。
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図書館の少年文学コーナーには、新旧取り混ぜた珠玉の作品が並んでいる。
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