前借り
まえがり
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
getting an advance (on one's salary)
文例 · 用例
二時間のち、同じところで二十枚のばいきんだらけのくしゃくしゃ汚き紙片、できるだけむぞうさに手交して、宅のサラリイ前借りしたのよ、と小さく笑った萱野さんの、にっくき嘘、そんな端々にまで、私の燃ゆる瞳の火を消そうと警戒の伏線、私はそれを悲しく思った。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
売先からの勘定は取れず、貸越し貸越しになり、それに引きかえ荷方からは頻りに勘定の前借りを申込まれる。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
貸越しをもう少し催促して取立て、前借りをもう少し引緊めて拒絶する。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
魚は木に縁りて求むべからず、渠は他日の興行を質入れして前借りしたりしなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
白糸は諸方に負債ある旨を打ち明けて、その三分の二を前借りし、不義理なる借金を払いて、手もとに百余円を剰してけり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
福井の金主のほうは、三百円のうち二百円前借りをしたのだから、まだ百円というものはあるのだ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
爺はいくらかの前借りをして、鶴代を東京のある下宿屋へ女中奉公に出してやった。
— 佐左木俊郎 『或る嬰児殺しの動機』 青空文庫
雑穀屋からは、燕麦が売れた時事務所から直接に代価を支払うようにするからといって、麦や大豆の前借りをした。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
作例 · 標準
引っ越し費用の前借りをして、新しい家電を購入した。
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会社に前借りをお願いしたが、規定で難しいと言われた。
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給料日前で金欠だったので、友人にお金を前借りした。
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