反故紙
ほごがみ
名詞
標準
wastepaper
文例 · 用例
その下から又、薄板の隔膜と反故紙の腸があらわれた。
— 夢野久作 『微笑』 青空文庫
夕空 十一 時に五助は反故紙を扱いて研ぎ澄した剃刀に拭をかけたが、持直して掌へ。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
有力者中好古ノ名有テ其ノ実無キ輩ハ、徒ラニ古クモ有ラヌ玉瓶瑶盃ニ千金ヲ費ヤシ、反故紙ニモ劣ル偽其昌贋徴明ナドニ流涎シテ、其嚢ヲ倒ニスルハ愚カナルコトニコソ。
— ※上漁史 『好古小言』 青空文庫
是程の見識を持つてゐた人の本名が知れないのは殘念と思つて、最後の手段として原稿本の澁紙表紙に使用された反故紙を一々剥がしながら調べて見ると、幸ひにも其中から手紙の殘闕が二三發見せられ、其内容から本名が安藤昌益であると推定されたのである。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
その髪の毛の両端に小石を反故紙にくるんで結びつける。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
「生きていればな」そして彼は溜息をついた、「――生きているうちはな」三の一「おんとし二十と三にならせたまいて」とさぶは反故紙の文字を読んでいた、「――おんとし二十三ていうと、おれたちとおないどしっていうわけだな」 栄二は襷を直し、糊皿で糊を延ばしながら、左手の甲で額をこすった。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
「読むのはよせよ」と彼はさぶのほうを見ずに云った、「皺になると使えなくなるぜ」「ちゃんと鏝がかけてあるよ」「だから読むのはよせって云うんだ、いつまでも子供っぽいやつだな」栄二は殆んどうわのそらで云った、「せわをやかせるなよ」 さぶは反故紙をそっと下に置いた。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
さぶは自分がなにか失敗でもしたように、まるっこい顔を赤らめ、糊皿を脇へ動かしたり、反故紙を重ね直したりした。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
作例 · 標準
書斎の机の上に積まれた古い書類は、ほとんどが「反故紙」となっていた。
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「反故紙」を細かく裁断し、堆肥として再利用する方法もある。
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「このメモ、もう必要ないから「反故紙」にしてしまおう。」
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