清華
せいか
名詞
標準
文例 · 用例
たぶんご存じないでしょうが、寺町の清華寺の隣りに、トモヤという小さい花屋がありました。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
自分の威勢といったところで、兵力を持っているわけではなく、官位を持っているわけでもない、家は古いには古いが、摂家清華というわけではない、人がつくもつかざるも、要するにこの財産の威力のさせる業なのだ。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
連れて行かれたのは、清華大学教授、日本文学に精しいといふ銭稲孫氏の家である。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
摂家も清華も、貧乏なくせに位ばかり高く、位負けして適齢を越えても、嫁に行くことができない。
— 久生十蘭 『奥の海』 青空文庫
七月十三日、秀吉は、拝命の御礼として、南殿に猿楽を催し、叡覧に供えんと称して、天皇、皇子、五摂家、清華、その他の公卿、諸|大夫、諸侍までを、こぞって招待した。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
米国系の清華大学にも行って、いろいろの人に会った。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
私は浴衣がけでその中庭へ向いた籐椅子に倚りかゝりながら、大元帥府、外交部、日本公使館、清華大学政治科と、塩崎を相手に早速プログラムを立ててゐたが、その時であつた。
— 犬養健 『南京六月祭』 青空文庫
北山殿、すなわち、西園寺ノ大納言公宗の存在は、今でこそ時流の外にうすれているが、家柄は七|清華の一、代々、立后の姫ぎみも出し、官は太政大臣をいくたびも経、いわば人臣の栄をきわめてきた子孫なのである。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫