休火山
きゅうかざん
名詞
標準
dormant volcano
文例 · 用例
絶頂の火口は、今こそ休火山ではあるが、烈々と美を噴く熔炉になっている。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
じつにイーハトーヴには、七十幾つの火山が毎日煙をあげたり、熔岩を流したりしているのでしたし、五十幾つかの休火山は、いろいろなガスを噴いたり、熱い湯を出したりしていました。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
其処はアピア市の南方三|哩、休火山ヴァエアの山腹で、五つの渓流と三つの瀑布と、その他幾つかの峡谷断崖を含む・六百|呎から千三百呎に亘る高さの台地である。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
こうして刑事たちが目を光らせることになったが、それでも、ジェファースン・シティの休火山みたいな古くさい金庫が活動をはじめて、その噴火口から四〇〇〇ドルもの大金が流れ出るにいたった。
— A RETRIEVED REFORMATION 『罪と覚悟』 青空文庫
また従来百十一を数えられた休火山のうち、その三分の二に相当する七十四が、このたびあらためて噴火を始めました。
— 海野十三 『第五氷河期』 青空文庫
霧ヶ峰は、八ヶ岳火山|彙中の北端にある休火山で、地籍の大部分は長野県諏訪郡にあって、一部分は小県郡に跨って居る。
— 島木赤彦 『女子霧ヶ峰登山記』 青空文庫
そうしてこの頃の富士山は全然休火山とも云えなかった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
……欝勃たる覇気、一味の野性、休火山のような抑えられた情火、これが彼の本態であった。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
作例 · 標準
「あの山は休火山だと言われているけれど、いつ活動を再開するか分からないから不気味だね」
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かつては休火山に分類されていたが、近年の定義見直しにより現在は「活火山」として扱われている。
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休火山の麓には、過去の噴火がもたらした豊かな土壌と湧水地が広がっている。
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登山道の入り口には、休火山とはいえ警戒を怠らないよう促す古い看板が立っていた。
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ウィキペディア
休火山 とは、有史以来、火山活動の記録があるが、現在は噴気などの目立った活動のない火山を指す、旧来の呼び方である。睡眠火山などと称されていたこともある。かつては活火山や死火山とともに便宜的な分類として用いられていたが、使用されない用語となっている。
出典: 休火山 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0