山言葉
やまことば
名詞
標準
euphemisms used by hunters, lumberjacks, etc. when in the wild
文例 · 用例
当分の間、当り前の言葉なんて皆な止めにしてしまつて、中世紀のことにでもしてしまはうぢやないの――さうだ、妾、ほんとうに変装して来るから、守夫さんもそのつもりで沢山言葉を考へておいてね。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
またタカスというのは、山言葉の一で、深山で大木の梢が風雨のために折れたのが、自然と幹に朽ち込み大穴となったのにクマがはいったもののいわれです。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
いずれも秋田の荒瀬村に行なわれている山言葉です。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
母上からの手紙で、暫く見ない彼女が、私の居た頃よりはずっと沢山言葉を使って、丁度私が仕たように小まめにくるくると家中動き廻りながら、「御ねえちゃは何故御帰りにならないの?
— 宮本百合子 『無題(一)』 青空文庫
ただ他の人は「お前」とか「あし」とか松山言葉を使って呼び合っている中に、漱石氏と居士との間だけには君とか僕とかいう言葉を用いていた位の相違であった。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
漱石氏はこれらの松山言葉を聞くことや、足を投げ出したり頬杖をついたりして無作法な様子をして句作に耽っている一座の様子を流し目に見てあまりいい心持もしなかったろうが、その病友の病を忘れているかの如き奮闘的な態度には敬意を払っていたに相違ない。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
ことに私どもの注意をいちじるしく引くことは、この地方でマタギと呼ばれる狩人の山言葉の中に、まぎれもないアイヌ語がそれと意識されずに生きて用いられているという驚くべき事実である。
— ――マタギという言葉の存在について―― 『日本語とアイヌ語の関係』 青空文庫
いったい、このマタギの山言葉にアイヌ語の北部方言の色彩が見いだされるのは注目すべきことである。
— ――マタギという言葉の存在について―― 『日本語とアイヌ語の関係』 青空文庫
作例 · 標準
昔の猟師たちは、山で獲物と遭遇しないように山言葉を使っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その地域の木こりには、独特の山言葉がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山言葉は、山の神に対する畏敬の念から生まれたと言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash