小蜂
こばち異読 コバチ
名詞
標準
chalcid (fly, wasp)
文例 · 用例
どうかすると粉雪のちらつかうとする頃だけに、恋の媒介者である小蜂など、気まぐれにもここに訪れてこようとはしない。
— 薄田泣菫 『水仙の幻想』 青空文庫
無數の小蜂を舞ひ込めて襲ふ花の匂ひの隙間から、突如として閃くやうに旋囘して來る熊蜂の鋭い風。
— 横光利一 『榛名』 青空文庫
小蜂が一匹とんで居る。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
そしてコーヤッてじっとして居ると、どこからか小蜂がとんで来て、私を背にのせて人のまだ行ったことのない国につれて行って呉れはしまいかとなんか思われた。
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
小蜂〔La Gue^pe〕 いくらなんでも、それでは自慢の腰つきが台なしになる。
— HISTOIRES NATURELLES 『博物誌』 青空文庫
と云うそれだけのうちで、何を訊ねようにも種が無いので、先生が後を向ききりになると一緒に、今までひっそり閑としていた教室中には、急に小蜂のうなるような囁や、せわしい身じろぎの音が、一しきりサワサワ、サワサワと鳴り渡った。
— 宮本百合子 『面積の厚み』 青空文庫
そして無数の小蜂が日の光の中で踊りながら、間断なき深い大オルガンの響きを森の丸天井の中いっぱいにたてていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
ふつうの酸漿の他のものとかわっている点は、うてなが実の成熟につれてだんだんと伸びてきて、しまいには繋がって袋のように縫い合わされ、そっくりあの紅い実をつつんでしまって、蠅や小蜂に吸い枯らされることを防ぐことである。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
作例 · 標準
小蜂は、他の昆虫に寄生して成長する。
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農家は、害虫を駆除するために小蜂を利用することもある。
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小蜂の研究は、生物多様性を理解する上で重要だ。
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