村議
そんぎ
名詞
標準
文例 · 用例
祭りの武者用には古来から此処に伝はる鎧でなければならなかつたので、結局私のそれが登用されることになつたのであるが、昨夜から徹宵の村議の結果、誰人でも真ツ先にそれを私の所有から奪ひとつた者が、この先何年間といふもの春秋併せて太鼓叩きの栄誉を荷ふべし――といふ事に可決された。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
だが夫にも拘らず公吏が最近府県会議員や市町村議員からの各種の不当なる強制に対して、反抗を試みるようになって来たことは、吾々の今の問題にとって興味がなくはない。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
市町村議員は何のかんのと云って、之を匡救運動費(?
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
代議士、府県会議員、市町村議員にも多数のボスが登場しているし、ボスでない議員もボス化し、困ったことには役人官僚もボス化しているから、盛り場のチンピラ・アンチャンなどは、まだまだ可愛い方だと云わなければならない。
— 東京ジャングル探検 『安吾巷談』 青空文庫
ところが、彼が委員長である日農が権力をとっている村々――村議村長を占めている村々で、自由党に全票を献じたという現象がみられる。
— ――北海道初行脚―― 『望郷』 青空文庫
前村長中地の時代には、彼の親父も村議の一員として村政にあずかっていたのである。
— 犬田卯 『瘤』 青空文庫
そして全村内で反津本派と目されているのは、現助役の杉谷と他の三人の村議――それから有志と称せられる連中からすぐって見たら十数名はいることであろう。
— 犬田卯 『瘤』 青空文庫
他の二名の村議――一人は新顔で、年齢も若く田辺と共に三十五六歳、気骨もあるらしかったが、――これとて未だ海のものか山のものか分りはしない。
— 犬田卯 『瘤』 青空文庫