筏流し
いかだながし
名詞
標準
sending logs downstream bound together in rafts
文例 · 用例
すなわち年々筏流しの季節に入ると連れ立ってその地に赴き、石を蹈み水に足を浸して、鶯の声でも聞きながら、静かに終日働いていたのでその地に親しくなり、他日人の手が剰ってその附近に畑を開き田屋を構える時に及んでも、昔馴染みの名を呼んで「あのトツラ沢の」というようになったのであろう。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
トロまたは長トロなどいう地名も筏流しに始まった語かと思う。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
五、六軒しかない筏流しを職とする土民の家もみな寝ているうちに、そこの一軒だけが、微かに、破れ窓から灯影を見せている。
— 吉川英治 『篝火の女』 青空文庫
作例 · 標準
昔は山奥で切り出した木材を運ぶために、この川でも盛んに筏流しが行われていた。
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熟練の筏師が巧みな竿さばきで、激流の中を突き進む筏流しを先導する。
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観光化された筏流しは、かつての林業の活気を現代に伝える貴重な体験イベントとなっている。
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「筏流しは常に命がけの仕事だった」と、かつての職人は誇らしげに当時を回想した。
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