民俗誌
みんぞくし
名詞
標準
文例 · 用例
一八九六年版、クルックの『北印度俗間宗教および民俗誌』二巻一二二頁に拠れば、その頃西北諸州のみに、那伽すなわち帽蛇崇拝徒二万五千人もあった。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
大正十一年出板、永尾竜造君の『支那民俗誌』上に一月七日支那人が鼠の嫁入りを祝う事を載す。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
今でも夏の夜が来ると、毎晩暗い中からヨシトクと呼ぶのは、その母親のなった鳥であるという(川野正雄君、『小豆島民俗誌』)。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
紀州有田民俗誌によれば、この地方のオコナイも正月早々だが、お寺において祈祷が行われる。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
故浜田隆一君の天草島民俗誌にも、別にまた四つほどの七夕の昔話を採録しているが、その中の二つはやはり瓜に関するものであった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
壹岐では明治の初めまで、そのイグラを乾して粉にしたものを團子に入れ、又は飯の中にまぜて食べた(民俗誌)。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
壱岐では明治の初めまで、そのイグラを乾して粉にしたものを団子に入れ、または飯の中にまぜて食べた(民俗誌)。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
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民俗誌(みんぞくし)とは、民俗採集と称されるフィールドワークを基本として、一定の地域、生活空間や生活集団における伝承文化を体系的に把握し、記述したもの。さまざまな民俗資料の発見と再構成の過程を経て作り出された民俗学研究における基本的な文献。資料論の見地からすれば、二次資料に相当する。民俗学においては、個人によるものだけではなく、共同調査による自治体史(誌)もこれに含めることができる。また、学術研究のみを目的として見聞きしたことを忠実に記録したものを「民俗調査報告」などと呼ぶ。
出典: 民俗誌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0