群神
ぐんかみ
名詞
標準
文例 · 用例
そこには、奇矯のかぎりを尽す群神の嬌態がある。
— 小栗虫太郎 『一週一夜物語』 青空文庫
植ゑ初めから、植ゑ了ふまでの間は、群神は村に居て、夜行する故、此間は居籠りを守つてゐる。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
万神の声は、狭蝿なす皆わき、万の妖悉く起り、群神憂い迷いて、手足の措く所なし。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
その後十二|日は移る、その曙に不滅なる諸神ヂュウスに從ひてウーリュンポスの頂に皆一齊に歸り來る――時に愛兒の訴を 495忘れぬテチス渺々の波浪をわけて浮び出で、曙早く天上のウーリュンポスに昇り行き、見ればかなたに群神を離れて坐せり連峯の聳ゆる中の絶頂にクロニーオーン、雷の神。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
『天父ヂュウスよ、群神の間に在りてわれ嘗つて、君を助けし事あらば此わが願容れ給へ、他よりも早く運命の盡くるわが子を愛で給へ、 505アガメムノーン、衆の王、今しも彼を侮りて彼の戰利を奪ひ去り不法におのがものとしぬ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
神母自ら悟らんも我は諫めてかく曰はむ、慈愛の父の大神に切に和ぎ求めよと、さなくば再び彼怒り諸神の宴を妨げむ、雷霆飛ばす大神の威力誰れかは敵すべき、 580怒らば天の群神の列坐ひとしく倒されむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
600斯くて終日夕陽の降り沈むにいたる迄、御宴をつゞけ群神の心に充たぬものもなし、神アポローンの手に取れる瑤琴の音またひゞき、歌の神女の宛轉の微妙の聲もつぎ/\に。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
見よ今聖き*エーオース、ウーリュンポスに向ひ行き、ヂュウス並びに群神に光を傳ふ、こなたにはアートレ,デース音聲の朗らの諸使に令|下し、 50毛髮長きアカイアの衆を集議に招かしむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫