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紅人

こうじん
名詞
1
標準
文例 · 用例
去年今日此門中人面桃花相映紅人面不知何所処桃花依旧笑春風 唐詩を日本読みに返って読んでいる矢代の傍から、久慈も何気なく窺いてみると、人の臭いのもう無くなってしまった門の中で、桃の花だけにたりと笑っている虚無的な風景が泛んで来た。
横光利一 旅愁 青空文庫
逢はましと思ひしものを紅人手一つ拾ひて帰りこしかな 鎌倉の様な処へ出養生に行つてゐる少女の歌である。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
逢へるだらうと思つた何時も逢ふ人に今日は逢へず、その代りに紅人手を一つ拾つて帰つてきたが、その物足りなさ。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫