日脚
ひあし
名詞頻度ランク #39967 · 青空 126 例
標準
daytime
文例 · 用例
袂のちり打はらいて空を仰げば、日脚やや斜になりぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
而してそれが西南から來るかすかな風に追はれると、陽の光で織りなされたやうな青空が、黄色い光を地上に投げて、ぽか/\と暖く短い日脚をも心長く思はせるだらう。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
氷店、休茶屋、赤福売る店、一膳めし、就中、鵯の鳴くように、けたたましく往来を呼ぶ、貝細工、寄木細工の小女どもも、昼から夜へ日脚の淀みに商売の逢魔ヶ|時、一時鳴を鎮めると、出女の髪が黒く、白粉が白く成る。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
かかる群集の動揺む下に、冷然たる線路は、日脚に薄暗く沈んで、いまに鯊が釣れるから待て、と大都市の泥海に、入江のごとく彎曲しつつ、伸々と静まり返って、その癖|底光のする歯の土手を見せて、冷笑う。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
目の光の晃々と冴えたに似ず、あんぐりと口を開けて、厚い下唇を垂れたのが、別に見るものもない茶店の世帯を、きょろきょろと※していたのがあって――お百姓に、船頭殿は稼ぎ時、土方人足も働き盛り、日脚の八ツさがりをその体は、いずれ界隈の怠惰ものと見たばかり。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
寂然として、果は目を瞑って聞入った旅僧は、夢ならぬ顔を上げて、葭簀から街道の前後を視めたが、日脚を仰ぐまでもない。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
秋も深けて、この頃の日脚はだん/\に詰まつて来たので、亭主はもうそろ/\と店を仕舞はうかと思つたが、また躊躇した。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
袂のちり打はらひて空を仰げば、日脚やや斜になりぬ。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
作例 · 標準
冬至を過ぎると、それまで短かった日脚が少しずつ伸びていくのが感じられる。
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「最近は随分と日脚が短くなったね」と、母は夕方の早い時間に洗濯物を取り込んだ。
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暦の上では春だが、まだ日脚が短く、午後五時を過ぎるとあたりは真っ暗になる。
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標準
movement of the Sun (across the sky)
作例 · 標準
縁側の畳の上をゆっくりと移動する日脚を見ながら、午後のひとときを過ごした。
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日時計の針が落とす影は、刻一刻と変化する太陽の日脚を忠実に示している。
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部屋の奥まで差し込んでいた日脚が、夕暮れとともに壁を伝って上がっていった。
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標準
ray of sun (breaking through the clouds)
作例 · 標準
雲の切れ間から差し込んだ日脚が、荒れた海面をスポットライトのように照らした。
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森の木漏れ日として降り注ぐ日脚が、湿った地面から白い湯気を立ち上がらせている。
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雨上がりの空に力強い日脚が戻り、濡れたアスファルトがキラキラと反射し始めた。
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標準
daily candlestick
作例 · 標準
投資家はチャートの日脚を分析して、明日の株価の動きを慎重に予測している。
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昨日の大暴落を受けて、今日の日脚は長い下ヒゲを伴う形となった。
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株式市場のトレンドを把握するために、まずは週足よりも日脚を確認することにした。
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