闇市場
やみいちば異読 やみしじょう
名詞
標準
black market
文例 · 用例
もっとも、珈琲といえば、今日の大阪の盛り場(というのは、既にして闇市場のことだが)には、銀座と同じように、昔の香とすこしも変らぬモカやブラジルの珈琲を飲ませる店が随分出来ている。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
といって、いたずらに驚いておれば、もはや今日の大阪の闇市場を語る資格がない。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
一個百二十円の栗饅頭を売っている大阪の闇市場だ。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
十二円にしてはやすすぎると思って、買おうとしたら、一個百二十円だときかされて、胆をつぶしたという人がいるが、それくらいのことに驚いて胆をつぶすような神経では、大阪の闇市場に一歩はいればエトランジェである。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
二「何でも売っている」 大阪の五つの代表的な闇市場――梅田、天六、鶴橋、難波、上六、の闇市場を歩いている人人の口から洩れる言葉は、異口同音にこの一言である。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
しかし、大阪の闇市場のことを書くとすれば、やはり猫の如く、杓子の如く、いや鸚鵡の如くこの紋切型に負けてしまうのだ。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
なぜなら、大阪の闇市場の特色はこの一語に尽きるからである。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
金さえ持って闇市場へ行けば、いつでも、たとえ夜中でも、どこかで米の飯が食べられるし、煙草が買えるのである。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
作例 · 標準
経済が不安定な国では、闇市場が一般化している。
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彼は希少な美術品を闇市場で取引していた。
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警察は大規模な闇市場の摘発に乗り出した。
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