来映
らい映
名詞
標準
文例 · 用例
元来映画の芸術はまだ生まれてまもないものであってその可能性については、従来相当に多数な文献があるにもかかわらず、まだ無限に多くのものが隠され拾い残されているであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
下請けの値段は一件あたりいくらで、仕事の出来映えは現実のところ関係がない。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
それでも、仕上がったデモの出来映えは見事だった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
「よくも舶来映画の末梢的技巧ばかりを拾つたもんだと思ふわ。
— 徳田秋聲 『女流作家』 青空文庫
しかし出来映えを考えれば、或は僕の詩よりうまいかも知れない。
— 芥川龍之介 『小杉未醒氏』 青空文庫
これを見るものゝ耳の底には、自然と物凄い叫喚の声が伝はつて来るかと疑ふ程、入神の出来映えでございました。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
彼は、なほ、その役々の出来映えについて、出演俳優の悉くに感謝の意を表した後、再び此の戯曲について自ら語つてゐる。
— 岸田國士 『サン・ジョルジュ・ド・ブウエリエについて』 青空文庫
卑近な例をとれば、唯今、われわれをある程度まで誘引する舶来映画の魅力に匹敵する演劇が、これを思ひ立つものさへあれば、企業として成立しない筈はないと思ふのである。
— 岸田國士 『演劇当面の問題』 青空文庫