罅隙
かげき異読 こげき
名詞
標準
crack
文例 · 用例
即ち鑛物體の罅隙に在る水分は、冬の寒威に遇つて氷となつて膨張し、春の暖氣に會して融消して去るために、崩壞碎解の作用が行はれるのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
南京蟲は物の罅隙に其の生を保つ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
疾病が個人と社會とのピツタリと相合して居らぬ罅隙に於て、其の生存と繁殖との地を占めて居ることは、蔽ふ可からざることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
で、土中に於て或障害に遭遇して復根を新土に※入する能はざるに至れば、其の發達は停止するの傾を爲すが、幸にして障害物の罅隙等を穿つて復び新しい土地に其の根を伸張するを得れば、俄然として活氣は増加し、發達は復び遂げらるゝのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
午近く、船は珊瑚礁の罅隙の水道を通つて灣に入つた。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
午近く、船は珊瑚礁の罅隙の水道を通って湾に入った。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
)無花果樹はその匝に枝さしかはし、野生の葡萄は柱頭迄|攀ぢ上り、石質の罅隙を生じたる處には、菫花の紫と「マチオラ」の紅とを見る。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その頂は天を摩し、所々僅に一石塊を容るべき罅隙を存じて、蘆薈若くは紫羅欄これに生じたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
古い建物の壁には無数の罅隙があり、そこから冷たい風が吹き込んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
地震の後、家の土台に大きな罅隙が見つかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
長年の友情に生じた小さな罅隙は、次第に修復不可能なものになった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro