島夷
とうい
名詞
標準
文例 · 用例
かくて元の末年には汪大淵の島夷志略があるが、それまでにも色々の著述がある。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
南北朝對立の際、南朝は北朝を指して索虜といひ、北朝は南朝を斥けて島夷といひ、互に誹詆を逞くして正閏を爭うた。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
南朝は地は島夷に屬して、人は衣冠の華族である。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
次の元時代になると、依然大食の字も使用されるが、同時にアラビアに對する天堂(『島夷志略』)又は天房(『西使記』及び『元史』郭侃傳)等の新名稱が現はれて來た。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
この第一期の財宝の原産地が、はたして世界に幾つあったか、私たちはまだ究めることができずにいるが、少なくとも支那で東夷といいまた島夷といった方面において、その最も明らかな痕跡を永く留めたのは沖縄の諸島である。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫