安着
あんちゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
safe arrival
文例 · 用例
故郷の朋友親籍兄弟、みなその安着の報を得て祝し、さらにかれが成功を語り合った。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
観音丸は直江津に安着せるなり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
日出雄少年は暗涙を浮べて『私は本當にお前と別れるのが、悲しいよ、けれど運命だから仕方が無いのだよ、それでねえ、お前が幸に、大佐の叔父さんの家に安着して、萬一にも私共の生命が助かつた事なら、再び、あの景色のよい海岸の砂の上で、面白く遊ぶ事が出來ませう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
こちらからお鳥に對して長い手紙を三つも出してから、やうやくかの女から、「無事安着」の通知が來た。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
彼國の車主は例として前金を受けず、途中の旅籠一切をまかなひくれたる上、小使錢さへ客に交付し、安着の後決算するなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
近く英国にも、友人バサー博士ら、人民をして土地に安着せしめんとならば、その土地の事歴と天産物に通暁せしむるを要すとて、野外博物館を諸地方に設くるの企てありと聞く。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
それに窕子に取つて嬉しかつたのは、遠くに行つた父の許から安着の報知の來たことだつた。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
それは、一ツには冥土への安着を報せ、二ツには娑婆に債権者でもあれば今の内に申し出て、何とか解決方法をとらせるためである……」「一寸待ったAさん。
— 海野十三 『十年後のラジオ界』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安着について考えている。
安着という言葉は日本語で重要だ。
彼は安着の意味を理解している。
この文には安着が含まれている。