椙女
椙女
名詞
標準
文例 · 用例
大四郎のこういうすなおさは類が少ない、椙女は継ぎ物をしていた。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫
「中の戸納をあけてごらんなさい」はいって来た大四郎を見ると、椙女は例のとおり茶箪笥のほうへ振返った。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫
椙女は縫目を爪で緊めながら、「お茶を淹れましょうか」と云った。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫
「なにか菓子も頼みますよ、御中老の中川八郎兵衛殿ですからね」「堤町のかえ」椙女は眼を瞠った、「本当かえ大四郎、それならどうしてまあ早くそう云わないんですか」「なに騒ぐことはないんです、訳はあとで話しますよ」 茶と菓子を持って、母親が挨拶に出た。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫
八郎兵衛は、椙女を暫くひきとめて話した。
— 山本周五郎 『ひやめし物語』 青空文庫