絶家
ぜっけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
extinct family
文例 · 用例
四「……小県さん、女が、女の不束で、絶家を起す、家を立てたい――」「絶家を起す、家を起てたい……」「ええ、その考えは、間違っていますでしょうか。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
いかにのん気な老中以下の役人どもとて、大凡、浜川たちのして来たことに、気がついているらしく、これを機会に、絶家させるのだろうといっているがね――」「それにしても、広海屋が焼けている最中、塀を越して忍び込んだ、浜川殺しの当の長崎屋――一たい、どうしてしまったのでござんしょうね?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
が、内藤家にとっては由緒ある功臣、絶家させることは出来ないというので、病死ということに取りつくろわせ、盛んな葬式が終えると同時に家督は葉之助に下された。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
もう一つ幸いなことは、ほとんど絶家のようになっていて、荒れるに任せていた宏大な机の家屋敷が、これらの連中が移り住むことになってから、急に光りかがやきはじめたような有様であります。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
お氣の毒なことに奧方の浪乃殿は、お里方が絶家して歸るところも無く良人將監殿が江戸へ歸るまでは、滅多に死ぬわけにも行かない。
— 第廿七吉 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お気の毒なことに奥方の浪乃殿は、お里方が絶家して帰るところもなく良人将監殿が江戸へ帰るまでは、滅多に死ぬわけにも行かない。
— 第廿七吉 『銭形平次捕物控』 青空文庫
分家をすれば平民となるのが辛さに、縁もゆかりもない絶家を続ぐ風習がはなはだ旺んである。
— 柳田国男 『家の話』 青空文庫
母親のなほは忍田氏の出であるが、この忍田は城代家老の分家であり、跡継ぎがないため絶家になっていた。
— 山本周五郎 『饒舌り過ぎる』 青空文庫
作例 · 標準
その名家は、後継者がなく絶家となってしまった。
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彼の家系は、幾度かの危機を乗り越え、絶家せずに現在に至る。
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絶家となった家の財産は、遠縁の親戚に引き継がれた。
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