魚板
ぎょばん
名詞
標準
large flat wooden plank shaped like a fish, struck like a gong at temple to indicate time of day
文例 · 用例
こういう遊女屋の間に混って真面目な表造りの医院があったり、とてつもなく大きい赤提灯を軒先に垂らした煙草屋があったり、この郭中で唯一の引手茶屋があったり、しょっちゅう真魚板を叩く音の絶えない蒲鉾屋があったり、だいぶ馴れては来ましたものゝ、まだわたくしには珍らしい世界です。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮、柄香炉、常花、鈴、五鈷、三鈷、独鈷、金剛盤、輪棒、羯麿、馨架、雲板、魚板、木魚など、余は略します。
— 彫刻修行のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
青い夕顔に、真魚板に、庖丁と、こうあれに渡したと思わっせれ。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫