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懸崕

懸崕
名詞
1
標準
文例 · 用例
草花が所々|懸崕の端に咲いてゐる。
吉江孤雁 青空文庫
一人は男の兒で六歳ばかり、一人は女の兒で四歳ばかり、男の兒は先きに立つて登つて行く、女の兒は私の手に縋つて歩いてゐる、不圖懸崕の頂の草花が目に入つた。
吉江孤雁 青空文庫
不図気がついて見ると、下方を流るる渓流の上手は十|間余りの懸崕になって居り、そこに巾さが二三|間ぐらいの大きな瀑布が、ゴーッとばかりすさまじい音を立てて、木の葉がくれに白布を懸けて居りました。
浅野和三郎 霊界通信 小桜姫物語 青空文庫
門前の小径は忽にして懸崕の頂に達し紐の如く分れて南北に下れり。
永井荷風 礫川記 青空文庫