驚くべき
おどろくべき
表現
標準
astonishing
文例 · 用例
僕は彼の詩集、「春と修羅」を十年来愛読してゐますが、自分が無名のために、此の地方で印刷された驚くべき詩集を、皆さんにお知らせする術を持ちませんでした。
— 中原中也 『宮沢賢治全集刊行に際して』 青空文庫
が、それにも関らず、私は此の詩集に現はれた、彼の驚くべき表現と、そのすばらしい人格的感情のリズムの前には、偽りなき敬虔の心で頭をさげざるを得ないものである。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そんなに絢爛たる面貌にくらべて、四肢の貧しさは、これまた驚くべきほどであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかも童話の世界では、それらの機械や武器やが、驚くべきフアンタジイの空想力で、荒唐無稽にまで夢幻化されてゐるのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
すべての驚くべき科學的大發明は、最も子供らしき夢の熱意と、最も荒唐無稽なフアンタジイから誕生した。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
化学的の分析と合成は次第に精微をきわめて驚くべき複雑な分子や膠質粒が試験管の中で自由にされている。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
明治十七、八年頃の片田舎の裁判所の書記生にしては実に驚くべきハイカラであったに相違ないのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
」 浦島は龜の驚くべき饒舌に閉口し切つてゐたが、しかし、その最後の一言に、ふと心をひかれた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
例句