雷峰
らいほう
名詞
標準
文例 · 用例
支那でもかの『西湖佳話』のうちにある雷峰怪蹟の蛇妖のごときは、上田秋成の『雨月物語』に飜案された通りであるが、比較的に妖麗な女に化けるというのは少い。
— 岡本綺堂 『妖怪漫談』 青空文庫
「家がなくなっているが、どうしたのだ」「家が焼けたものですから、雷峰塔の下へ移りました」「そうか、ちっとも知らなかった」 二人は其所から舟を雇うて雷峰塔の下へ行った。
— 田中貢太郎 『荷花公主』 青空文庫
雷峰塔の下には楼閣が簷を並べていた。
— 田中貢太郎 『荷花公主』 青空文庫
支那の杭州にある西湖の伝説を集めた『西湖佳話』の中にある『雷峰怪蹟』がその原話である。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
雷峰とは西湖の湖畔にある塔の名で、呉越王妃黄氏の建立したものであるが、『雷峰怪蹟』では奇怪な因縁から出来たものとせられている。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
その西湖には南岸の雷峰塔に対して北岸に保叔塔と云うのがある。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
雷峰怪蹟 宋の高宗帝が金の兵に追われて、揚子江を渡って杭州に行幸した際のことであった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
東南の湖縁の雷峰塔のあるあたりには霧がかかって、その霧の中に塔が浮んだようになっていた。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫