娯楽雑誌
ごらくざっし
名詞
標準
magazine for amusement
文例 · 用例
床の違い棚に置いてある父の遺物の二三冊の法令書は片隅へ寄せられ、そこには浄瑠璃本と娯楽雑誌が散らばっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
だが、これらの第一線の作家が、従来主として、新聞と婦人雑誌とによっていたのが、近年目だって、娯楽雑誌にまで進出して、娯楽雑誌専属のお抱え作家の勢力が急激に閉息してきたこと、そして、いわゆる「文壇」から、通俗小説の作家が頻々として現れてきたことは、特に昭和四年度における著しい特徴の一つだと言えよう。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
ただ大抵の作家が娯楽雑誌の舞台へおしやられて、リテラリー・サークルのトピックとなることをやめたということをさすのである。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
大阪で探偵趣味の会が出来、各娯楽雑誌にも探偵小説が歓迎されるようになった。
— 小酒井不木 『江戸川氏と私』 青空文庫
ナンバワン級の女給の噂などが娯楽雑誌や新聞を賑わせ、何か花々しい近代色が懐ろの暖かい連中を泳がせていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
が、一たび眼を転じて室内を見わたすや、かたわらの卓子に、主人公羽左衛門が愛読するらしく「面白くてためになる」日本の娯楽雑誌――幕末剣客・妖婦列伝・成功秘訣・名士訓話等々満載――が二、三投げ出してあるきり、ここばかりはなつかしき故国の勇敢な延長だ。
— 黄と白の群像 『踊る地平線』 青空文庫
大衆小説のどっさりのる雑誌は講談社のキングその他新聞社、博文館などの娯楽雑誌で、そういう雑誌では同じ経済記事にしろ勤労大衆がそれで生活している労働賃銀とはどういう仕組みのものであるか、働く時間とその賃銀の関係はどうなっているか、というような論文は決してのせなかった。
— 宮本百合子 『商売は道によってかしこし』 青空文庫
同時に娯楽雑誌という名目で卑猥な内容を中心とする赤本雑誌が横行した。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
作例 · 標準
暇な時間に読むために、娯楽雑誌を何冊か購入した。
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最新の娯楽雑誌には、注目の映画情報が載っていた。
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彼は毎月、必ず話題の娯楽雑誌をチェックしている。
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