盈虚
えいきょ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
waxing and waning (of the moon)
文例 · 用例
この態度で彼は太陰太陽の週期の異なる理由、昼夜の長短の生ずる理由、月の盈虚、日月の蝕の原因等に関する説明の可能なものを多数に列挙している。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
たとえば盈虚や蝕の説明の中に、近代に至って変光星の光度の週期的変化の説明として提出された模型が明示されてあったりするのは、決して偶然ではなくて、むしろ当然の事である。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
而して其の月信の來去する時に於ては、身體状態に盈虚が有り、精神状態にも消長が生ずる。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
是の如く女子の身體に於て一月にして小なる一更始が行はれて居ることは、自然が人を支配して居る其の法律の定案に、人まさに自らにして盈虚消長すべしといふことの存して居ることを明示してゐるので、仔細に生理及び心理の觀察を爲すものの首肯せざる能はざるところである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
季の循環、月の盈虚、時の終始は、一定のリズムをなして、一切の生物に加被して居る以上、生物もまた一定のリズムをなして或時は發揚し、或時は沈衰し、或時は睡り、或時は覺めて居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
一日に日の晝夜あり、一月に月の盈虚あり、一年に季の春夏秋冬ある、皆是所謂天の數である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
太陰の盈虚に伴って動物の脳味噌、骨や樹の髄、蟹や蝸牛の肉が消長する。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
此廻る道にて月の盈虚を爲すウヰークの日の名西洋にては一七日を一ウヰークと名け、世間日用の事、大抵一ウヰークにて勘定せり。
— 福澤諭吉 『改暦辨』 青空文庫
作例 · 標準
夜空に浮かぶ月の盈虚を眺めていると、時間の流れを感じさせられる。
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古来より、詩人たちは月の盈虚に人生の儚さや移ろいを重ねてきた。
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潮の満ち引きは、月の盈虚と太陽の引力によって引き起こされる現象だ。
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標準
rising and falling (of fortune)
作例 · 標準
人生には盈虚があり、常に幸運が続くわけでも、不運が永遠に続くわけでもない。
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「大丈夫、山があれば谷もあるさ。人生なんて、しょせん盈虚の繰り返しだよ」と、友人は励ましてくれた。
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