晞
晞
名詞
標準
文例 · 用例
湛々タル露アリ陽ニ非ザレバ晞ズ厭々トシテ夜飲ス酔ハズンバ帰ルコトナシ 明らかに貧しい生活なのにもかかわらず、まことに融々たる裕かさが家中に溢れている。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
「うけてか」と片頬に笑める様は、谷間の姫百合に朝日影さして、しげき露の痕なく晞けるが如し。
— 夏目漱石 『薤露行』 青空文庫
付ては聊か最寄りの事共を書付て同君等の參考に供えんに 先づ王文公は、蓮華得日光乃開敷といひ、李白は日照新妝水底明、葉夢得は曉日初開露未晞、申時行は、木、晨曦出暘谷、宛彼雅一七。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
草を苅るには、朝露の晞かぬ間。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫