日ごと夜ごと
ひごとよごと
名詞副詞
標準
every day and every night
文例 · 用例
――駒形河岸裏の侠客出石屋四郎兵衛が、日ごと夜ごとのようにこの大川筋で入水する不了簡者達を戒めるためと、二つにはまた引取手のない無縁仏を拾いあげてねんごろに菩提を弔ってやろうとの侠気から、身内の乾児達に命じて毎夜こんな風に見廻らしている土左船なのでした。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
怪しき思われは探しぬ、色黒き天鵞絨の蝶、日ごと夜ごとに針を執り、テレピンを執り、かくて殺しぬ、突き刺しぬ、ちぎり、なすりぬ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
幾百万の人々がよむ新聞で日ごと夜ごとに、「赤」という正に「言葉の魔術」(大河内一男、十二月十三日、東京新聞)を行い、平和のための行為までを犯罪めいたものと暗示すること自体、権力は自身の修身をもっていないということを痛切に感じさせる。
— 宮本百合子 『修身』 青空文庫
日ごと夜ごとを入り乱れて、尽十方に飛び交わす小世界の、普ねく天涯を行き尽して、しかも尽くる期なしと思わるるなかに、絹糸の細きを厭わず植えつけし蚕の卵の並べるごとくに、四人の小宇宙は、心なき汽車のうちに行く夜半を背中合せの知らぬ顔に並べられた。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
彼らは日ごと夜ごとに文明の詩を実現して、花に月に富貴の実生活を詩化しつつある。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
屋外には峻酷な冬が、日ごと夜ごと暴れ狂っていた。
— 相馬泰三 『田舎医師の子』 青空文庫
』 そうこうするうちにセルゲイは全快して、しゃっきりしゃんと立ち直り、また元どおりの水も滴たらんばかりの若い衆ぶり――いや、いっそ手飼いの鷹とでもいいたいほどの英姿を、カテリーナ・リヴォーヴナの身辺にあらわしはじめて、またもや二人のあいだには愛慾ざんまいの日ごと夜ごとが再開したのだった。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
大海人にしたところで、そんな悪魔のささやきに耳をかすことはごく時たまのことで、その心の全幅は、日ごと夜ごとに自分が、この若い蘇我の娘の肉体や心のすみずみに見いだす新たな思ひがけぬ発見への、驚異と歎賞とによつて、ほとんど占めつくされてゐると云つてよかつた。
— 『白鳳』第二部 『鸚鵡』 青空文庫
作例 · 標準
日ごと夜ごと、彼は亡き妻との思い出の場所を訪れては静かに涙を流した。
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国境付近の村々では、日ごと夜ごと激しい砲撃の音が鳴り響いている。
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日ごと夜ごと、隣の部屋から聞こえてくる不思議な物音に彼女は怯えていた。
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