波布
はぶ異読 ハブ
名詞
標準
habu (Trimeresurus flavoviridis)
文例 · 用例
釣枝、立木、岩組、波布、浪板の如き甚しく不自然なる大道具は宛浮世絵における奥村政信鈴木春信らの美人画の背景にひとし。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
郷土愛につきもののお国自慢は、黒大豆の「大納言」、丹波栗、丹波布、立杭焼がある。
— 平野零児 『丹波篠山』 青空文庫
かれ、其地に名づけて波布理曾能一二といふ。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
余談になったが、この朝市で私共が見出して驚いたのは、俗に「丹波布」と呼ぶもので、婆さん達は短く、「丹波」と云っていた。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫
この丹波布が京都の朝市に出廻るのは、京阪地方の人々が之を好んで布団表に用いたからである。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫
もとよりこの朝市で獲たものは丹波布ばかりではない。
— 柳宗悦 『京都の朝市』 青空文庫
僕、――」「僕は」私はぶちまけてしまおうと思った。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
バケツ一つだけで弥生町門外の井戸まで汲みに行ってはぶっかけているのであった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫